まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

ゼロの使い魔フェスティバル・レポートのような何か

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行ってきました。
ゼロの使い魔というアニメが始まってほぼ最初の、そして恐らくは最後の、大規模イベント。
もちろん私が行かないわけにはまいりません。喜び勇んで参戦しました。
とりあえず率直に感想を述べますと、掛け値なしに、文字通りに最高のイベントだったと思います。
この先、これに並ぶイベントとは出会えるとしても、これを超えるイベントとは決して出会えないに違いありません。終わった瞬間、そう確信いたしました。
イベントレポートは不慣れですが、居ても立ってもいられないので、思うままに書きなぐってみたいと思います。
メモを取っていたわけではないので、いくつか記憶違いがあるかもしれませんが、ご容赦ください。
尚、絶賛ネタバレ大開放でございます。おそらく映像化などされるか(されてほしいな)と思いますので、新鮮な気持ちでご覧になりたい方はブラウザバック推奨。


イベントの舞台は中野サンプラザホール。開場前からざわめく入口付近。
「ここに集まっている全員がルイズの犬なのか」
知らず胸が薄く……こほん、胸が熱くなります。
17時に開場。物販を尻目に(ああ、お金さえあれば)ホールへと入場。
エンドレスで流れ続けるゼロ使のBGMやCMによって、早くも脳内快感物質が供給過多に陥りました。


18時、場内暗転、ルイズとサイトの寸劇による「場内撮影録音禁止」メッセージ。
録音したらルイズのおしおき! テファの忘却魔法! のメッセージに、一同大興奮。それはむしろご褒美ですよルイズさん!
再度暗転、そしていきなり大音量のBGM! ICHIKOさん登場! 場内総立ち!
First kiss」のライブから、イベントは盛大に幕を開けました。


ICHIKOさんが歌い終わると、メインMCの鷲崎健さんが登場。続いてキャスト陣の登場。
高橋美佳子さん、井上奈々子さん、いのくちゆかさん、能登麻美子さん、堀江由衣さん。
そして我らが日野聡さん、釘宮理恵さん。
改めて、とんでもなく豪華なメンバーですね。もうこの時点でテンションは最高潮。ここから最後までずっと上限突破のまま突き進むことになります。


キャスト陣挨拶。鷲崎さんや日野さんの軽妙なトークで場を温めてから、最初の企画、ゼロの使い魔トークへ。
日野さんの前に置かれた箱からトークテーマを引き、そのテーマに合わせてキャスト陣で話していくという企画でした。
出てきたトークテーマは
・今までのアニメ4期合わせて自分のキャラのピークはどこだったと思うか(特にいのくちさん)
・ハーレム状態を繰り広げている才人だが、日野さんが本当に好きなキャラは誰なのか
・4期EDではルイズが色々な髪型を披露しているが、どの髪型が好きか
・これからのアニメの展開をネタバレなしで
・レモンちゃんの台本をもらったとき日野さんと釘宮さんはどう思ったか
の5本でした。
「キャラのピーク」では、トップバッターの高橋さんがいきなり「モンモランシー……まだピーク来てないんじゃないかな」と爆弾発言。一同爆笑。
取って付けたような「あ、今日がピークだと思います!」ということばにまた爆笑。うまい!
釘宮さんと日野さんは、「1対7万」や「耳たぶ甘噛み」、「結婚式」などを挙げつつも(相変わらずお二人は2期が大好きですね!)、最終的に「レモンちゃん」に落ち着く安定ぶり。え、そこでいいんですか! いえ、私もいいと思います!(笑)
「本当に好きなキャラ」では、才人はやっぱりルイズが一番好きだとしつつも、日野さん自身は「みんな好きだ」と堂々たる発言。
「目の前にバッと女の子が揃っていたら全員ガッと」発言に、女性陣から「サイテー男」の異名を名付けられていました。
「レモンちゃんの台本をもらったとき」の印象は、釘宮さん曰く「……ヤマグチノボルううう!!」、日野さん曰くヤマグチノボル……最高だー!!」と見事に二分。そりゃそうだよね!
その他、井上さんやいのくちさんのちょっとずれた発言があったり、能登さんいじりがあったりと、もうこれだけで満腹感いっぱいのトークコーナーでした。
鷲崎さんのMCスキルも改めて素晴らしかったです。


続いての企画はキャストによる朗読劇
魔法学院でのバレンタインのお話を、生でキャストの皆さんが演じてくれました。
トークでのおとぼけっぷりから一転、動いているキャラクターたちを幻視してしまうほどの迫力満点の演技に、声優さんの凄さをまじまじと見せつけられました。
ストーリーは、才人をめぐってルイズ、シエスタ、タバサ、テファが手作りチョコレート対決をするというもの。
ニヤニヤあり、安定のオチありで、ゼロ使らしいストーリーを存分に楽しむことができました。


朗読劇が終わって、次の企画へのつなぎにヤマグチノボル先生からのメッセージ上映。
なんでも、ヤマグチ先生もフェスティバルの現場にこっそりいらっしゃったらしいですね。
映像であっても、こうやってお元気な姿を見ることができると安心します。


次の企画はゼロの使い魔チーム対抗戦。ルイズチーム(釘宮さん、高橋さん、いのくちさん)とシエスタチーム(堀江さん、井上さん、能登さん)に分かれ、クイズなどの対抗戦を行なってポイントを競う企画でした。日野さんはジャッジマン。
初めの対決はお絵かきクイズ
ゼロの使い魔Fの一場面が上映され、その続きをイラストで描くというクイズです。
なぜか髪の毛がふさふさのコルベール先生、某格闘ゲームのキャラになってしまったルイズなど、面白おかしいイラストが大乱舞。笑わせてもらいました。
何よりも素晴らしかったのは、日野さんがヒントを求める釘宮さんに言わせたセリフ、「おっきいにゃんにゃんちっちゃいにゃんにゃんにヒントをくださいにゃん」!!
生で聴くとまた破壊力が違います。会場中が狂喜の渦に叩きこまれた瞬間でした。これが釘宮ボイスのパワー!


アイキャッチのキャラクター当てを挟んで、ポイントはシエスタチーム優勢。
ここでやってきた次の対決がツンデレ対決
お題の「ツンゼリフ」の後に、チームごとに考えた「デレゼリフ」をくっつけて、よりうまくデレた方の勝ちという勝負でした。何この企画、考えた人天才じゃないの。
お題として出てきたセリフは
・一体どこ見てるのよ
・寒いからアンタのコート貸しなさいよ
・私の使い魔になったと思ってるの
細かいニュアンスが違っているかもしれませんが、この3本。
エクスプロージョンよりも凄いんじゃないかと錯覚する爆発力を持ったデレゼリフの連続に、客席は大興奮に次ぐ大興奮。
特に反応が大きかったのはやはりこの人、「ツンデレ・ザ・ジャイアント」(命名:鷲崎健)の異名を取る釘宮さん。
もう、ツンゼリフの時点でドキッとしてしまったのですが、ルイズの声音そのままの本気デレゼリフには、会場のほとんどの人が昇天してしまったのではないかと思います。ほんと、たまりません。


最後の対決は才人の行動クイズ
「もし、アンリエッタの部屋と才人のお屋敷がつながったままだったら、才人はどんな行動に出たか」という質問に対し、それぞれ回答して、日野さんの回答と一致した人にポイントが加えられます。
女性陣がみな安定の答えを出す中、ひとりだけ少し異なる答えを提示した釘宮さん。
ルイズと才人の絆がここで明らかになるのかと思いきや……日野さんはやはり「サイテー男」だったようです(笑)


対抗戦の結果は、シエスタチームの勝利。シエスタチームの3人にはトリステイン魔法学院のマントが贈呈されました。
一方、負けたルイズチームの3人は、15秒で長い告知をするという早口言葉罰ゲームに挑戦。
なんだかんだで噛まずにほとんど告知しきってしまう3人に、会場から賞賛の拍手が飛びました。凄い。


続いて、朗読劇第二弾。まさか2本もやってくれるとは思っていなかったので嬉しかったです。
ルイズと才人が10年後の未来を想像するというストーリーで、小説家になったタバサやグラビアアイドルになったテファなど、普段は見られないヒロインたちの姿が見られてとても楽しめました。
最後には、「ルイズとシエスタ両方と子どもを作ってしまった才人」なる妄想へ発展。これはひどい。でもありそうだから怖い。
いつも通りの笑いがありつつも、なんとなく終わりを予感させる物語でもあって、おかしさと同時にちょっとした切なさを感じる寸劇でした。


ここからICHIKOさんのライブステージ
「I SAY YES」「YOU'RE THE ONE」「I'LL BE THERE FOR YOU」の順番に、大熱狂のパフォーマンスが繰り広げられました。
もちろん観客も大爆発。またICHIKOさんが格好良いんですよねえ!
曲数はそれほど多くないのに、体力のほとんどを使いきってしまうほどの盛り上がりでした。最高。
ライブ後に出てきた鷲崎さんやキャストのみなさんが「気温と湿度がさっきと違う」というくらい、熱量溢れるライブになりました。


楽しかった時間はあっという間に過ぎ去ってしまい、遂に最後の挨拶
ICHIKOさんやキャスト陣ひとりひとりから、思いの詰まったメッセージが投げかけられて、なんというかもう胸がいっぱい。
極めつけは釘宮さんで、挨拶の途中で声が詰まって止まってしまって、その姿に会場中からの「頑張ってー!」「理恵ちゃーん!」の声。
中には「レモンちゃーん!」と叫ぶ猛者もいて、釘宮さんから「うるさいっ!」とご褒美の罵倒が飛んでいました。
釘宮さんもきちんと挨拶を終えて、最後は日野さん。朗々とした声で、思いを会場中に届けてくれました。
ちゃちな単語になってしまうけれど、ただただ、感動。


全員が退場したあとも、ライトがつかないホール内。
自然と沸き起こるアンコール
そして流れ出す、「First kiss」のイントロ! ICHIKOさんが、アンコールに応えてくれました!
1期OPであるこの曲は、やっぱり私たちファンにとってもいつまでも特別で、大切なもの。
最高に楽しかったイベントを思い出しながら、ICHIKOさんの伸びやかな歌声を、存分に楽しませてもらいました。


ライブ後、再度登場するキャスト陣。改めて「ありがとうございました!」の合唱。客席からの大拍手。
手を振りながら袖に下がっていくみなさん、そしてふたり残った、日野さんと釘宮さん。
ルイズと才人のメッセージとして、最後に私たちへことばを届けてくれました。
感極まってしまったのか、また詰まってしまう釘宮さん。
日野さんも、「ゼロの使い魔もそろそろ終わってしまう」というセリフが言えなくて、ぐっと横を向いて、涙をこらえて。
再度の客席からの「頑張って」コール。
なんとか持ちなおして、きっちりと、最後までメッセージを言い終えたおふたりに、惜しみない拍手が捧げられました。
言い終えて握手を交わすおふたりの姿に、私自身も涙をこらえるのが必死でした。


ファンに愛される作品は幸せです。キャストに愛される作品は幸せです。
そして、ファンとキャストに愛される作品はもっと幸せです。
日野さん、釘宮さんをはじめとした、ゼロの使い魔の送り手たちの挨拶には、作品への愛がぎゅっと詰まっていました。それはもう、客席まで距離を超えて突き刺さってくる程に。
そして改めて、私がどれだけこの作品を愛しているのかということを、再確認することができました。
このイベントで感じた思いは、これから先、永遠に大切にとっておきたいと思います。
初めにも書いたとおりです。ゼロの使い魔愛する人間にとって、今回のイベントは、最高にして至上のイベントでした。
キャストのみなさん、ICHIKOさん、鷲崎さん、ヤマグチ先生、イベントを作ってくださった全てのみなさんに、心からのありがとうを。


思いが暴走するあまり、冗長で訳の分からないレポートになってしまいましたが、これで閉じたいと思います。
「6年間お疲れ様」を言うにはまだちょっと早いですね。ゼロの使い魔F、残る数話も、全力で楽しんでいきましょう!