まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

まよチキ!8

まよチキ!8 (MF文庫J)

まよチキ!8 (MF文庫J)

  • ストーリー

いきなり倒れた奏を心配する涼月家使用人一同。
病院から帰ってきた奏は、なぜか八歳まで記憶が戻ってしまっていた。
なんとか記憶を元に戻そうとする中、ジローたちは奏の要望で遊園地に行くことに……。


ここにきて奏さん大フィーバー回でした。
一時的に記憶を失った奏さんが、まさかの幼児退行。
いかにも小さな女の子らしく、無条件で愛でてしまいそうな可愛らしさにやられました。
この破壊力の前では女性恐怖症のジローでさえ陥落寸前。ただ単にロリコンの気があるだけかもしれないけれど。
まあ、このデレちゅきさんはずるいですよね。普段が普段なだけにギャップでイチコロですわ。
見た目は全く変わってないから、素直で無邪気なのに色気があるという無敵状態です。こりゃだめだ。
ただ、八歳まで記憶が戻った割には妙に思考が大人びているところもあって、ちょっと違和感。
知識はそれほど失っていないのか、それとも奏は昔からこんなだったのか、そこは微妙なところですが。


奏が記憶喪失になった理由はよく理解できませんでしたね。
まあ奏の考えていることが理解できないのはいつものことなんですけど。
大体、こんな風にうまくできるものなんですかね? あんな風に倒れておいてよく余裕があったなあ。
記憶が元に戻る方法も、まあおおよそ予想はできていたとはいえ、ちょっと強引だったかなと。
二週間もあれば、他に機会があっても良さそうなもんですが。
というか、この二週間の日々の話が読みたいです。
結構面白そうですけどどうでしょう。いつか短編とかで書いてくれないかな。


一方、スバルとの間では大きな進展がありました。
やっとここまで漕ぎ着けたかという感じですが、まあジローは頑張ったよ。
結果はとりあえずこうなりましたけど、まだまだどうなるか分かりません。
使用人としての立場が邪魔しているけれど、奏はふたりの中を応援しているような部分さえあるし。
今のところスバルが一歩先に進んだ形ですが、これから奏やマサムネの躍進が見られるのではないかと思います。
次回はマサムネのターンになりそうだし、奏が隠し通している気持ちがいつどのように現れてくるのかにも注目ですね。


サービスイラストが多めでしたが、マサムネの体つきは予想以上に、ゴホンゴホン。