アニメ化

自分の好きな作品はアニメ化して欲しくないっていう人をよく見かけます。
無理にアニメ化して原作のイメージを壊されるのがいやだっていうことらしい。アニメで変に有名になっちゃうのを嫌う人もいるのかな。
まあ人それぞれ意見はあるだろうけど、個人的には、好きな作品はどんどんアニメになって欲しい。
せっかくいい作品なんだから、やっぱりたくさんの人に読んでもらいたいし、アニメになれば少なくとも、格段に多くの人の目に触れることだけは間違いない。
原作改変に関しては、多少残念に思うことがあっても、怒ることはほとんどないような気がする。
やっぱり文章と動画とでは表現の仕方が変わってくるんだろうし。原作者としっかり相談して納得づくで作っているのなら文句はないかなあと。
その結果いまいち面白く感じなかったとしても、原作がアニメに合わなかったのか、もしくは自分がアニメ版に合わなかったのだと割りきって考えるようにしています。
もちろん限度によるし、まだそこまでひどいアニメ化に出会っていないから言えることなのかもしれないけれど。


原作者をすっ飛ばしたり、内容をまるで変えたりするアニメ化に対して許せない気持ちになるのはとてもよくわかる。
私の場合、高橋留美子先生に「これはうる星やつらじゃない」と言わせた押井守氏はどうしても好きになれなくて、他の作品は完全にスルー。
アーシュラ・K・ル＝グウィンを失望させた宮崎吾朗氏に至っては、ゲド戦記さえ見ていません。予告の時点で嫌になってしまった。
やっぱり、原作の基本的な部分だけは変えて欲しくないし、原作者を裏切るようなことだけはして欲しくないと思うのです。


とはいえ、たとえそれくらいのリスクがあったとしても、好きな作品のアニメ化は応援していくべきだと思うんだけどなあ。うーん。


エンドレスエイト？　あれは普通に面白かったじゃないですか。演出の違いが凄く興味深かったし、最後の達成感が素晴らしかった。
エンドレスエイトを全話きちんと見た人だけが劇場版消失を本当に楽しめるのだ、とみんなに熱弁しているのに、誰も賛同してくれなくて淋しく思う今日この頃。