まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

東京皇帝☆北条恋歌6

  • ストーリー

愛梨珠の一件により記憶喪失になってしまった一斗。
その療養もかねてみんなで奥多摩湖畔にある御用邸へ避暑に行くことに。
ところが遅れてやってきたりせの魔法が暴発して……?


いつも通りのことですが、どこからツッコミを入れればいいのやら。
この独特の微妙にずれたギャグはどうも鼻につくのですが、慣れるといつの間にか笑ってしまっているんですよね。
不思議な魅力を持った作品だと思います。好き嫌いはかなり激しそうですけど。


しかしキャラの増加が止まりませんね! まだ6巻なのにどれだけ出せば気が済むのでしょうか。
そろそろ1巻から読み直さないと誰が誰だか分からなくなってしまいそうです。
それに伴ってヒロインの数も順調に増え続けています。今何人いるんですかね? 数えるのも億劫です。
個人的には来珠がいればそれでいいのですが……。あと雫。ヒロインではないかもしれませんけど。
キャラの強さもインフレしすぎて理解が追いつきません。結局誰が強いんですかね。


一斗の無闇なモテっぷりには「なんでこいつが」と思わされてばかりですが、今回は記憶喪失だったからかわりと素直に楽しめました。
特に夕鶴が可愛かったですね。普通にしていればこんなに可愛いのか。
いや、記憶がない兄に妹であることを隠して迫っている時点で普通ではないですけど。
東雲さんとの淡い恋も切なくて良かった。意外なほど胸に染みました。


最後になってようやく来珠がメインヒロインのフラグを立ててくれたかと思いきやこんな展開に。
本当に来珠が不憫でなりません。彼女の幸せを心から祈っています。