まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

生徒会の八方 碧陽学園生徒会議事録8

  • ストーリー

杉崎を連れ戻すべく派遣されたのはなんと枯野恭一郎!?枯野が杉崎に語るアドバイスとは。
一方、生徒会ではまさかのあの人が……?


……この作品でストーリーを書くのってあまり意味が無いんじゃないですかね(今更)


毎回抱く感想がほとんど変わらないので非常に書きにくいのですが、とりあえず雑談部分は今回も面白かったです。
テンポのいい会話で笑いっぱなしにさせてくれるのでとても読みやすいですよね。
多少わざとらしい笑いもありますが、まあそれもこの作品の味ということで。
実験的要素もたくさんあって良かったですね。
本音の回などは口に出していた部分と心の中の部分のずれが楽しかったです。前にも似たような話はあったような気がしますけどね。


番外編的な話もちょこちょこと含まれていました。いよいよ外伝との違いがなくなって来たような感があります(笑)
本編で生徒会室の外に出るのは珍しいですよね。多分。よく覚えていませんが。
しかしこの最終話は別の意味でとんでもなかったですね……。

「鍵」
「はい」
「鍵」
「はい」
「……へへっ♪」

おいいいいいいニヤニヤが止まらねええええええ!!
まさかあなたまでデレるとはね! 真冬ちゃんの時点で驚きだったのにね!
もうあれだ、本当に全員攻略しちゃうんじゃないですかね杉崎さん。
しかし本当に可愛いですね深夏(言っちゃった)。
むしろここに至るまでの流れが可愛いです。まさにニヤニヤもの。
まあ今までもかなり可愛い部分がありましたけどね。髪をほどいた時とか。「お嫁さん」の時とか。
次は誰のターンになるのでしょうか。なんとなく知弦さんかなと思っているのですが。


恒例のプロローグとエピローグですが、珍しくなかなか面白かったです。
毎度毎度妙に説教臭いシリアス部分は脇に置いておいて、枯野が意外とおいしいキャラになっていましたね。
しかしどうも飛鳥は好きになれません。「ロウきゅーぶ!」の葵もそうですけど、幼なじみってこんなに面倒臭いものでしたっけ……。


最後に。
相変わらず伏字だらけの真冬ちゃんに癒されました まる