まだまだペンキぬりたて

ライトノベルの感想

聖剣の刀鍛冶9

聖剣の刀鍛冶<9>(MF文庫J)

聖剣の刀鍛冶<9>(MF文庫J)

  • ストーリー

アリアが剣に変化できなくなった。
彼女が気に病まないよう、努めて明るく振舞おうとするセシリー。
霊体を多く摂取してどうにか力を取り戻そうとするアリアだったが、何者かにさらわれてしまう……!
魔剣を持たないセシリーはアリアを救出することができるのか。


最近どんどんシリアス分が増して来た今作品。
ヒルダやヘイゼルなどの新入りが頑張ってたり、アリアとユーインの間がちょっとずつ縮まってきていたり、リサの初めての刀が完成していたりと、細かく見れば嬉しい点もあるのですが、全体的に見るとやはり暗く重い雰囲気が立ち込めています。
アリアは変身できず、挙句あんなことになってしまうし、ルークの調子はどんどん悪くなってきているし、セシリーはふさぎこんでばかりだし。
ハッピーエンドが見えない……とても辛いです。


今回は『銘無し』なる新たな魔剣が登場します。
特殊な生まれ方をし、感情に乏しく、自分を好きになれない少女。
ちょっと不謹慎(?)かもしれませんが、おいしいキャラが出てきたなという感じですね。
次巻にも登場するようですし、活躍に期待です。


それにしてもルークの前のセシリーには毎回きゅんとさせられますね……。
普段格好良さしか見せないだけに余計可愛らしく見えてきます。
この2人に幸せな未来が訪れてくれるといいのですが。


で、ゼノビア様の出番はまだなんですかね。